健康診断証明書の発行が可能なホーチミンのクリニック

適切な火傷治療の基礎知識

火傷を負った時には、適切な処置が必要となります。火傷とは、熱や化学物質が、皮膚に接触することで起こる症状で、表層の皮膚が通常よりも多くの損傷を受けてしまいます。ただ重症の場合には、体表面だけではなく、筋肉や脂肪、骨などの体の深部にまで達することもあります。火傷によって組織が傷つくと、その損傷した部分の血管から、体液が漏れ出して腫れてしまいます。

また、損傷した皮膚は、微生物の侵入を防ぐために必要なバリア機能が正常に働かなくなってしまうため、感染症を引き起こしやすくなってしまいます。火傷を負った時には、火傷治療が必要となりますが、まずは応急処置が必要です。火傷を起こした場合、流水で15分以上しっかりと冷却し、痛みが治まるまで冷やすのが基本です。もし、衣服を着た状態で火傷を起こしてしまった場合には、無理に脱がせようとすると、皮膚がはがれてしまうおそれがあるので、衣服の上から冷やすようにしましょう。

軽度な場合の火傷治療は、抗生物質軟膏を塗るだけで感染症を予防し、傷口をふさいで細菌の感染を防ぐことができます。ただ、中等症以上の火傷の場合には、軟膏の処置だけではなく、点滴での水分調整を含んだ、全身管理など高度な専門的な火傷治療が必要になってきます。特に、子供の場合は、体表面積10%を超えた場合には、入院加療を検討しますし、10%以下であったとしても、顔面や外陰部、関節面の深い熱傷、気道熱傷の場合には、熱傷センターなどの専門施設での集中治療が必要となります。

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