人間ドックで血液検査を行うことで、様々な病気を発見出来る確率が上がります。血液は身体中に酸素や栄養を送り届ける役割を持っているだけに、不摂生な生活を送っていると変化が現れやすい場所です。血液検査は健康診断などでも行いますが、さらに詳しく調べておきたいという人には人間ドックも合わせて受けるのがオススメです。例えば、貧血の症状に悩まされている人ならば、血液検査を精密に受けることで低リスクなうちに生活習慣の見直しやだけで治療を行うことが出来ます。
女性は特に貧血になりやすい体をしていますし、無理なダイエットを行なっている人も貧血のリスクは高いです。貧血でもリスクが低いのは、赤血球の値が360~379万/μl(女性の場合)です。この時点で発見できれば、食事・運動・禁煙を見直すことで症状を改善することが出来ます。中リスクでは350~359万/μ(女性の場合)lで、これは貧血の状態と判断されます。
この状態では低リスク群に加えてさらに徹底した食事指導が必要になります。鉄分が不足して起きている鉄欠乏性貧血であれば、食事療法で改善していきます。そのほか、鉄剤などを使って治療していくこともあります。人間ドックでは最後に医師による生活指導が入ることもありますが、その際にしっかりと説明を聞き、今後の生活に取り入れていくことが大切です。
検査を受けてなんともなかった人でも、生活指導の重要性を理解して暮らしていくようにしましょう。