心臓の人間ドックを専門的に行う心臓ドックもありますが、この検査で不整脈と言われたらどうすれば良いでしょうか。明らかに日常的に辛い症状がある場合にはすぐにでも医療機関に行くべきですが、人間ドックでたまたま不整脈が検出されても、問題無いケースの方が多いようです。本当に心臓病を患っている人の場合、自覚症状があることが多いですが、不整脈だけ検出された場合にはその時の身体の状態が悪かったことで起きていることも多いからです。ただし、不整脈は飲酒・喫煙・過労・不眠などで誘発されやすい症状なので、それらの習慣に心当たりがある人は改善するように気をつけましょう。
不整脈はすぐに治療を開始すべきものから、放置しても問題ないものまで範囲が広い症状なので、見極めが困難です。不整脈以外に自覚症状がない、心疾患も認められないのであれば、要経過観察となることが多いです。要経過観察の間は上記のような生活面での悪習を避けるように心がけ、1年後に再び人間ドックを受けることが望ましいです。不整脈は自覚症状を伴うケースと、自覚症状がないケースの2パターンあります。
自覚症状で出やすいのは胸のドキドキ感・脈打つ感じ・胸の苦しさ・息切れ・めまい・ふらつき・失神・吐き気などです。ただしそのような前触れがなくて、急に動悸が始まり、意識を失って倒れるという危険性もあります。ただちに治療が必要な場合でなくても、健康的な生活を送るきっかけとしましょう。