日本人でがんになる方の数は増え続けていて、がんで亡くなった人の数は一番多いのです。がんにもいろいろ発生する部位があり、一番多いのは胃で発生する胃がんです。これは食事や生活習慣の変化が大きく影響しています。肺がんは喫煙する方が多い傾向はありますが、女性や非喫煙者にも発生しています。
大腸がんはその部位別に見ても多くなっていて飲酒との関係も指摘されています。これら胃がん、肺がん、大腸がんになる人の数が多くなっているのです。また乳がんや子宮がんという女性だけに発生するがんもあります。少し前まではがんになるともう治らないといわれていましたが、現在では医療の進歩によって早期発見、早期治療で治すことができるようになってきたのです。
早期発見、早期治療は自覚症状がない段階で発見することが大切です。それががん検診なのです。がん検診には対策型検診と任意型検診があります。対策型検診はがんの死亡率を減らすために有効性が確立された検査を公的な予防対策をして行われる健診です。
各市町村や会社や保険事業などが行っているケースがあり費用が安くすみます。任意型検診は医療機関などが任意で提供するサービスで、いろいろな検査方法を選択することもでき自分が行いたい検査を受けることができます。いわゆる人間ドックというもので費用は自己負担となることが多いです。このようにがん検診を受けることで早期発見につながる例も多くあります。
自覚症状だけではわからない初期の段階が検査でわかると早期治療につなげることができます。