医療観光大国として有名なタイには、観光客だけではなく、数多くの日本人が生活しています。在タイ日本国大使館のデータによると、永住者を含めて、タイには4万人以上もの日本人が暮らしていて、首都のバンコクには3万人近くもの日本人が生活しています。このような背景から、バンコクの病院には、日本語が通じるところも多くあり、予約や問い合わせ用の外線に日本語専用の番号を設けたり、日本人のメディカルアドバイザーが勤務していたりと、日本人患者への対応がスムーズに行われています。更に、日本語で健康診断を受けられる病院は、一般的な日本の病院と比べると、その清潔さと設備の豪華さとが格段に優れていて、ホテルのような快適な空間になっています。
タイの病院で健康診断を受けると、午前中に検査をし、結果が出るのを待つ間に、病院内のビュッフェや、提携レストランでの食事をするというパターンが一般的です。検査当日にわかる検査については、食事後に、日本語に留学経験があるなど語学が堪能な医師が直接、または、日本語の通訳を介して、説明してもらいます。後日、全ての検査の結果と、詳細なレポートが、日本語の対訳付きで自宅に送付されてくるシステムになっていて、受付から検査結果の確認まで、全て日本語でできるというところがあります。健康診断の内容も、「日本にある本社の健康診断と同じ検査項目にしたい」などの希望にきめ細かく対応してもらえることができます。