最近の人間ドックの特徴として、豪華なホテルに宿泊しながら検査を受けることができたり、おいしい料理を食べられるサービスなど様々な充実した内容のものが登場しています。これらのサービスも、受診を受ける医療機関の選択肢として大切な要素になると考える人も多いと言えますが、あくまでも健康状態や病気にかかっているかどうかを調べるものであることを認識しておくことが重要となります。日本人はがんや生活習慣病を発症しやすいと言えますので、人間ドックを受診しておくことによって早期に病気を発見して予防することが大切です。今までの生活の中で病気にかかったことがなかった人であっても、検査を受けたところ腫瘍などが見つかるケースも多くあります。
一般的な簡易的に行われている健康診断では把握できない、詳細な身体の異常に関して発見することが可能な点が人間ドックの利点と言えます。人間ドックでは精密な検査や身体測定を行うことで、身体の様々な部位の健康状態を調べることが可能です。病院や診療所で実施されているもので、どこの医療機関やどのような検査を受けるのかについては個人の自由となります。日本人の死因第1位のものはがんで、その他の生活習慣病に関しても発症率が高いものとなっていますので、1年に1度の受診をすることが望ましいと考えられています。
人間ドックは法律で義務付けられている法的健診とは性格が異なるものとなりますので、任意健診として分類されます。検査の受診に関しては強制されるものではなく、個人の判断に任されているものとなります。