人間ドックは体の不調をいち早く知るために効果的な検査だといわれています。現代人はメタボリック症候群などの生活習慣病にかかりやすかったり、日本人にとって発症率が高いとされている主要ながんや動脈硬化などの病気に対して、予防と早期発見をすることが重要になっています。一般的な健康診断よりも検査項目が多く総合的な検査ができることから、発見しにくい病気も人間ドックによって徹底的に検査することができます。人間ドックでは一般的な健康診断に加えて、腹部画像検査としてMRIや腹部CTなどの最新医療機器を使って検査を行います。
さらに脳ドックや婦人科系ドックなど、個人に合わせて検査を追加することができるので、自分が気になる箇所を漏らすことなく調べることができます。病気のほとんどは自覚症状がないままに進行していくことが多く、気づいた時には治療が困難になることも少なくありません。30代を超えた頃から体調は変化していくといわれ、30代や40代の方は2年に1回、50代になると1年に1回は検査を行うことが推薦されています。万が一病気を発症していても、早期的発見をすることで早めに治療を始めることできますし、完治する可能性が広がるばかりでなく、治療にかかる費用や期間が少なくなることがあるので、定期的に人間ドックを行って精密な検査を行うことが大切になります。
会社や自治体などで受けている一般的な健康診断ではがん検診などは含まれていないことがあるので、自主的に人間ドックで検査をするようにしましょう。